遺言執行者として相続人間の利害を調整した事例
2020.06.19
遺言・相続
事案概要
- 当事務所の弁護士を遺言執行者に指定して遺言を作成していた被相続人が死亡したことから,遺言執行にあたった。
なお,相続人は子2名であったところ,遺言では,被相続人と同居して面倒を見ていた子1名に対して比較的多くの財産を相続させる内容となっていたため,財産を多く相続することになる方の子(妹)が,もう一人(姉)との間で紛争となることを懸念しているという状況にあった。
解決結果
遺言執行者として相続人への通知や財産調査・必要な換価といった業務を進め,必要な相続の事務を完了した。
その中で,相続人のうち妹が,「公平のために,遺言によって自分が相続する財産の中から一定額を姉に譲渡して,姉との紛争を避けたい」という希望を述べたことから,姉の意見も確認したうえで,遺言に基づく分配額に妹からの譲渡分を上乗せする形で,相続財産の分配を行い,相続事務を円満に完了するに至った。