相手方からの損害賠償請求を約9割排斥した事例
2018.09.12
訴訟・紛争解決
事案概要
- 依頼者は,知人らとともに会社を立ち上げて事業を行おうとしていたが,最終的に事業の方向性などがすり合わず,知人らとの信頼関係が失われたため,会社の立ち上げを断念した。そうしたところ,知人らが弁護士に依頼し,会社の立ち上げのために知人らが前職場を退職してしまっていたことなどを理由に依頼者に対して多額の損害賠償請求をしてきたため,対応を当事務所に依頼した。
解決結果
受任後,相手方代理人と協議をし,依頼者が損害賠償すべき事実関係にないことを説明したが,相手方が納得せず提訴してきたため,訴訟対応を行った。訴訟の中でも,事実関係を基にして法的に損害賠償義務がないことを主張していったところ,最終的に当初の相手方の請求額の約1割の金額を相手方に解決金として支払う内容の和解が成立し,円満な解決に至った。