侵入盗で在宅捜査を受けていた被疑者の私選弁護
2020.06.19
刑事事件
事案概要
- 依頼者は不倫相手の女性から自宅の鍵を預かっていたが,それを悪用して部屋に忍び込んで現金を窃取した。それを知った相手女性が警察に通報し,その結果在宅捜査を受けていたが,女性との関係が悪化して示談交渉もできなくなってしまったことから,当事務所に刑事弁護を依頼した。
解決結果
受任後,相手女性との示談交渉にあたったところ,相手女性が代理人弁護士を選任したため,弁護士間で示談に関する協議を続けた。依頼者と相手女性との間には,盗んだ金額の認識に食い違いがあったが,最終的には,相手女性が主張していた金額の残額を解決金として分割払いする内容で示談が成立した。
そのうえで示談の成立を検察官に報告し,起訴猶予処分を求める意見を述べて弁護活動を行った結果,最終的に起訴猶予処分を得ることができた。