国産車の物損事故について,訴訟により評価損の賠償を得ることができた事例
2021.06.28
交通事故
事案概要
- 依頼者は,公道上で,先行車であるトラックが突如バックして衝突してきたことで自車(ハリアー,新車購入後3年落ち)のフロント部分を損傷する物損事故の被害にあった。
事故後,しばらくは自ら相手方保険会社と交渉にあたり,評価損を除く修理費用等の損害については保険金による賠償を受けられることになったが,評価損については保険会社担当者が支払に応じようとしなかった。そのため,弁護士費用特約を利用して当事務所に代理を依頼した。
解決結果
受任後,まずは示談交渉にあたり,評価損を除く修理費用等の損害については速やかに保険金の支払を受けることができた。
しかし,評価損については,示談交渉によっても保険会社が支払に応じようとしなかったことから,速やかに民事訴訟を提起した。
そして,訴訟手続において,車両の損壊が骨格部分に及んでいることや事故時点における被害車両の市場価値等について主張立証をおこなったところ,最終的に,評価損として車両の修理費用の1割に相当する解決金の支払を受ける内容において訴訟上の和解が成立し,解決に至った。