元夫から依頼者への親権変更が認められた事案
2021.12.28
離婚
事案概要
- 依頼者は,事情があって子の親権者を元夫に定めて協議離婚をした。しかし,子の成長に伴って,元夫と子の関係がさらに悪化し,子が依頼者と暮らすことを希望するようになったため,親権変更の調停・審判を当事務所に依頼した。子は,当事務所への依頼時点で11才であった。
解決結果
一般に親権変更が認められるための要件はかなり厳しいことから,家庭裁判所において,慎重な審理が重ねられた。元夫や子,子の関係機関への調査などが行われ,結果的に,裁判所において,元夫の監護状況が望ましくないことや,子の心情・意向,依頼者の提供できる監護状況などを踏まえ,依頼者への親権変更審判が認められた。