覚醒剤取締法違反事件の前科のある被告人が,再び執行猶予付き判決を得られた事例
2022.07.27
刑事事件
事案概要
- 覚醒剤の使用及び所持で過去に執行猶予付き判決を受けた依頼者が,前刑の執行猶予期間満了から約7年半後に再び覚醒剤取締法違反により逮捕,起訴された。
解決結果
覚醒剤は依存性が非常に高い薬物であるため,覚醒剤取締法違反の再犯事件は実刑となる可能性が高い。
本件は前刑の執行猶予期間満了から7年半が経過していたとはいえ,実刑となるか執行猶予となるかは判断が分かれる事案であるため,早期の保釈を獲得し,社会内での更生環境を整えた。
その上で弁護人として,一般的に覚醒剤事犯で提出する依存症治療の証拠提出に加え,覚醒剤関係者のSNSアカウントをブロックしたり,携帯電話番号を変えるなど覚醒剤関係者との繋がりを断ち切ったことを証拠により証明することで,無事に執行猶予付き判決を得ることが出来た。