高齢である夫の不貞行為を理由として,不貞相手への慰謝料請求及び夫への離婚請求を行った事案
2023.02.24
離婚
事案概要
- 依頼者は,夫(70代)の不貞行為を疑い,調査会社に依頼したところ,夫が女性(70代)とホテルに宿泊していることが発覚した。
そこで依頼者は,①不貞相手の女性に対する慰謝料請求と,②夫との離婚に関する交渉を当事務所に依頼した。
解決結果
①不貞慰謝料請求については,女性が不貞行為を認めなかったため,訴訟を提起して調査会社が撮影した写真などを提出し,不貞行為の存在を立証した。その結果,裁判官からは,不貞行為が認められるとの心証が示され,最終的に,女性から金銭の支払を得ることができた。
②離婚については,依頼者の財産に,親族から取得した多額の遺産が含まれていたことから,どこまでが依頼者の特有財産といえるのか等,財産分与の金額が中心的な争点となった。依頼者には他に収入源がなかったこと等について説明をし,交渉を続けた結果,依頼者は,夫から解決金として2700万円を受領し,離婚が成立した。