家族3人が同乗中に追突被害にあった交通事故について,弁護士費用特約を利用して3名全員の代理人となり,民事訴訟を提起して損害賠償を得た事例
2023.04.28
交通事故
事案概要
- 依頼者らは,家族3人(夫婦+子)で自家用車に乗って信号待ちをしていたところを後方から追突され,全員がむち打ち等の怪我を負った。その後加害者の任意保険を利用して通院を続けていたが,加害者の任意保険の担当者の対応への不満もあり,通院中の段階で弁護士費用特約を利用して当事務所に対応を依頼した。
解決結果
受任後,夫と子の症状は順調に軽快したが,妻は痛みや痺れの症状が強く,事故後半年以上経っても症状固定に至らなかった。相手方保険会社からは保険対応の打ち切りの通告を受けたが,協議の結果保険対応を延長してもらうことができ,事故後10か月程度で妻も症状固定に至った。治療期間の相当性や主婦としての休業損害の金額等,相手方との見解の対立が多くあり,示談での解決は困難だったため,速やかに訴訟を提起し,最終的に訴訟上の和解によって,治療期間が相当であったことを前提とする内容において,3人全員分の損害賠償を得ることができた。