交通事故によって歯の欠損や顔の醜状痕等の後遺障害を負った依頼者について,示談により約1000万円の損害賠償を得ることができた事例
2023.04.28
交通事故
事案概要
- 依頼者は,歩行中に自動車に轢かれる交通事故に遭い,顔面の骨折,歯の脱臼,腰椎椎間板ヘルニア等の傷害を負った。依頼者は重度の弱視だったため,入通院には常に依頼者の夫が付き添い,相手方保険会社との交渉も当初は夫がおこなっていたが,自分だけで対応を続けることに不安を覚えたことから,通院加療中の段階で当事務所に対応を依頼した。
解決結果
受任後,全ての治療を終えるまでに2年以上の期間がかかったが,その間の治療に関する相手方保険会社との調整は当事務所で対応した。最終的に,依頼者のヘルニアの症状は寛解したが,歯については治療のために9本の補綴がなされ,顔面には骨折の治療痕と痺れの症状が遺ったことから,当事務所において自賠責の被害者請求を行って後遺障害の等級認定を受けたところ,併合10級の加重障害(既存障害14級)との認定を得ることができた。その後,これを前提に示談交渉を行い,最終的には約1000万円の損害賠償を得ることができた。