従業員が起こした交通事故に関する損害賠償金を500万円以上減額することができた事例
2024.05.23
企業法務一般、顧問契約
事案概要
- 依頼会社の従業員は,勤務時間中に,運転していた社用車で,相手方の足を轢過する交通事故を起こした。相手方は半年以上通院を続けたが後遺障害が残り,依頼会社に対して,治療費や慰謝料,休業損害等を含む,1000万円を超える損害賠償請求を行った。そこで,依頼会社は,相手方との交渉を当事務所に依頼した。
解決結果
当事務所において受任後,まずは相手方に対し,相手方の怪我と本件事故との因果関係を示す書類等の提出を求め,内容を精査した。その結果,相手方の請求には,本件事故と因果関係が認められない請求が含まれていることが判明した。
また,本件事故の状況からは,相手方にも過失が認められると判断した。
そこで,上記2点を中心に,損害額の減額について相手方と交渉し,最終的には,当初の相手方の請求から500万円以上減額した金額での合意が成立した。