滞納賃料の支払を求めて提訴された依頼者について,半額以下まで減額することに成功した事例
2018.05.22
訴訟・紛争解決
事案概要
- 依頼者はテナントを借りて個人で長年飲食店を経営していたが,病気で倒れ,後遺障害で施設に入所せざるを得なくなり,経営を続けることができなくなってしまった。家族の協力を得てテナントは引き払ったが,長年にわたって滞納となっていた賃料が300万円以あり,支払の目途が立たずにいたところ,大家から滞納賃料全額の支払を求める訴訟を提起され,当事務所が訴訟対応を受任した。
解決結果
訴訟においては,滞納賃料の金額や算定根拠を争うとともに,依頼者の生活状況を説明し,現実的な支払能力が乏しいことを説明して減額を求めるなどの対応をした結果,当初の請求額の半額以下の金額まで請求を減額させることに成功した。