交通事故で頸椎捻挫等の傷害を負った兼業主婦(30代)について,裁判基準の金額で任意の和解が成立した事例
2018.06.13
交通事故
事案概要
- 依頼者は,信号機のない交差点で優先道路を走行していたところ,左方から自動車に衝突され,頸椎・腰部に挫傷・捻挫の傷害を負った。その後,相手方保険会社との協議が難航したため,治療継続中の時点で当事務所に解決を依頼。
解決結果
受任後,速やかに保険会社との交渉に着手した。治療継続中に依頼者が出産するなどしたこともあり治療は長引いたが,事故から1年2か月間を経過したところで症状固定となった。症状固定後,若干の痺れや痛みが残っていたため自賠責保険への被害者請求により後遺障害の認定を求め,異議申立て手続まで行ったが,後遺障害の認定には至らなかった。その後保険会社との間で具体的な和解協議を行い,最終的には,出産による中断期間も含めて症状固定までの全期間を慰謝料や休業損害の算定基礎とする内容で,裁判基準の金額の和解が成立した。