親族に対して立て替えた金銭について,その相続人に対して返還を請求した事例
2018.08.08
訴訟・紛争解決
事案概要
- 母親が実父の死後に再婚した後に体調を崩して長期の入院生活となったが,義父が母親の医療費用等を支払おうとせず,義父の要求によりやむを得ず依頼者が医療費用等を支払っていた。その後母親が死亡し,おって義父も死亡してしまったため,義父の相続人に対してこれまで負担してきた医療費用等の支払を請求したものの,義父の相続人が一向に支払おうとしてくれなかったため,当事務所に対応を依頼した。
解決結果
受任後,医療費用の支払状況等の事実関係の詳細をとりまとめ,義父の依頼による立替金として法的に整理したうえで,あらためて義父の相続人に対してその支払を請求した。事実関係の立証資料が必ずしも充分そろってはいなかったが,相手方の代理人弁護士との協議の結果,最終的に和解により合計200万円弱相当の支払を受けることができた。