交通事故でむち打ちの傷害を負った依頼者について,提訴後の和解により,人身傷害保険金と合わせて約400万円を獲得した事例
2018.09.12
事案概要
- 依頼者は自営業の夫を手伝いながら家事をこなす主婦であったが,住宅街の交差点での出会い頭の交通事故でむち打ちの傷害を負った。治療継続中の段階で相手方保険会社と物損に関する示談交渉を進めていたが,その対応に不満を感じたことから,弁護士費用特約を利用し,当事務所に示談交渉を依頼した。
解決結果
受任後,速やかに示談交渉に着手したが,物損に関して相手方保険会社から十分な解決の提示を受けることができなかったことから,まずは物損について事故加害者に対して訴訟を提起した。その後,依頼者の怪我についての治療も終了したため,ひとまず依頼者の加入していた人身傷害保険から保険金の支払を受けた後,傷害についても訴訟を提起し,物損と併合して訴訟手続を進めた。訴訟での争点は過失割合,治療期間の相当性,休業損害の評価,加害者側の物損の評価など多岐にわたっていたが,訴訟活動の結果,最終的に,裁判所からこちらの請求額をほぼ満額認める和解案の提示を受けることができ,勝訴的和解が成立した。