住宅を任意売却したうえでの任意整理により多重債務の問題を解決した事例
2019.09.27
債務整理
事案概要
- 依頼者は,生活費の補填や子供の教育費等のために消費者金融や銀行カードローンの借入れを初めたが,気づけば借入金額はどんどん増えており,返済のために借入れをする自転車操業の状態となった。そのため,自己所有の一軒家を担保にして不動産担保ローンを組み,債務を一本化するなどして返済に努めていたが,最終的に支払継続が困難となり,当事務所に解決を依頼した。
解決結果
受任後,債権者に通知して支払いを停止し,その間に住宅を任意売却して債務を圧縮する方針とした。自宅の売却にあたっては,居住していた親族の転居先の確保等のために相当の時間がかかったが,債権者には売却完了まで待ってもらうことができ,最終的に任意売却により手元に入った余剰金を各債権者への支払いに充て,残額を長期分割で弁済していく内容により全債権者との和解が成立した。