会社との任意交渉により未払の残業代を含む320万円の支払いを確保した事例
2019.09.27
労働問題
事案概要
- 依頼者は北海道内の食品製造会社に勤めていたが,長時間の残業が続き,職場の上司との関係によるストレスもあって体調を崩し,会社に退職の意思を伝えた。しかし,退職に関する協議が整わないうちに,勤務中に上司から威圧的な言動を受けたことをきっかけに勤務継続が困難と状況なり,出社を停止した。そして,依頼者は,退職に関する問題や未払の残業代を含む会社との間の問題を解決するため,当事務所に依頼した。
解決結果
受任後,会社と速やかに協議し,退社日や給与等の退職に伴う取扱を整理したうえで,退社については合意退職という形で整理を付けた。その後,会社から関係資料の開示を受けたうえ,会社に対して未払の残業代及び職務中のパワハラに関する慰謝料等を請求し,任意の協議を重ねた結果,会社との間で和解が成立し,これらの問題を解決するための解決金として320万円の支払いを受けることができた。